『マイホームのお金』第3回 そもそも住宅ローンの借入はできる?
投稿日:2022.01.20
新築不動産部 宅地建物取引士&住宅ローンアドバイザーの近藤です。
前回は『住宅ローンの金利タイプ』についてでしたが、
(前回のブログはこちらから)
今回は
③そもそも住宅ローンの借入はできる?
様々な理由で自分の借入に心配をされている方も多いと思います。いくつかのケースを見てみましょう。
1.やむを得ず転職をしたばかり
一般的には転職から1年未満の場合ほとんどの金融機関が受付すらしてくれません。
OKな事例.1
金融機関によっては、同業種でランクアップのための転職は審査の土台に乗せて
くれます。ただし、実際に承認になるのは上場企業だったり、看護士さんなどの
有資格職種の場合でないと難しいのが現状です。
OKな事例.2
フラット35は基本的に申込条件で勤続年数を問いません。
とは言え審査によっては通らない場合もあります。
ですが上場企業や有資格職種以外でも組めていますし、フラットの取次店によっ
て通りやすい、などもありますので1年未満の方は一度ご相談ください。
2.借入が他にもある
自動車ローンやカードローンなど、すでに借金をしていて住宅ローンは借入できるかな?
と心配になる方も多いと思います。結論から言うと、その他の借入の返済額と、
住宅ローンの返済額の合計が「返済負担率」に収まれば審査は通りやすくなります。
通りやすいというのはそれでも通らない場合があるからです。
例えば、過去に返済の延滞履歴がある。借入先が複数で消費者金融もある。
キャッシング機能付きのクレジットカードを複数枚持っている、などです。
OKな事例.1
過去に延滞があっても、その延滞期間が1か月だったり、回数も少ない場合は信用情報に問題なし、として通っています。逆に61日以上、もしくは3ヶ月以上の場合はほぼ問題あり、になっています。個人でも自分の信用情報を取得できますので、まずは自分の情報はっきり把握することが大切です。
OKな事例.2
キャッシングの枠が50万円あれば住宅ローン3,000万円+50万円、3枚あれば+150万円の計算がされて厳しくなるケースもあります。審査申込前に使わないカードは解約してから申込んだ方が審査は通りやすくなります。ただしすぐにデータは消えないので、カード会社に解約証明をだしてもらうのががおすすめです。
その他「おまとめローン」で他の借入を1本にまとめて、住宅ローンを組みやすくする、などの方法もあります。
また、各金融機関によって審査上の注視するポイントも違ったりしますので、まずはお気軽にご相談ください。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。
それでは、次回をお楽しみに!!!