『マイホームのお金』第8回 20代でマイホームを購入する!!

新築不動産部 宅地建物取引士&住宅ローンアドバイザーの近藤です。

前回は 住宅ローンの「借り換え」でしたが

(前回のブログはこちらから

今回は

「20代でマイホームを購入するメリット」ットがある?

長期の住宅ローンが組めることで、毎月の返済額を抑えられる。
60歳前後で完済する場合、「20代で35年のローンを組む」のと
30代で25年の住宅ローンを組む」とでは
毎月の返済額が大きく変わります。



借入3,000万円
---金利0.85%---35返済の場合---月々返済82,604円
借入3,000万円---金利0.85%---25返済の場合---月々返済111,036円

  毎月の差額は 28,432円 にもなります。

  • 余裕をもって老後に備えられる。
    例えば25歳で30年のローンを組めば、
    定年退職前の55歳で住宅ローンを完済することができます。
    そうすると55歳から定年までの収入を老後資金にまわすことも可能です。
    仮に35歳で30年ローンを組んだ場合は完済年齢が65歳となり、
    住宅ローンの返済と老後資金の準備を並行させる必要があります。

20代でマイホームを購入する時の注意点

20代はライフプランに不確定要素が多い(出産、転職など)

借入可能額が低いため、購入できる物件価格も低くなる。

若いうちは一般的に収入が少ない傾向のため、借り入れできる金額も少ない場合が多いでしょう。

これは無理のない返済計画を立てられるというメリットでもありますが、理想をかなえるための資金と

しては少ない、足りない場合もあるかもしれません。

      

増えてきた40年ローン

昨年(2021)くらいから最長40年の返済期間を取り扱う金融機関が増えてきています。

 理由は、住宅価格の上昇や、住宅を購入する顧客の若年齢化があげられています。

 特に20代でマイホームを購入する人には魅力的なローンになります。

  • 35年から40年に返済期間を伸ばすとどのくらい月々の支払いが軽減されるのか?

借入3,000万円---金利0.85

  • 35年の場合 → 月々の返済額79,880円
  • 40年の場合 → 月々の返済額70,993円(▲8,887円)

※ここでは金利変動は考慮しておりません。

毎月8,800円 返済が減ります。

その分生活費に充てることもできますし、

5,000円分だけを投資にまわすといったことも可能です。

  • 25歳でローンを組み、繰上げ返済せずに40年間払い続けたとしても、完済時年齢は65歳。
    とにかく長く組んでおけばリカバリーが可能。
    最初に長く組んでいれば、繰り上げ返済で返済期間を短くしたり、
    月の返済額を減らしたり、ライフプランの変化に対応できます。
  • 40年ローンのデメリット
    返済期間が長くなればもちろん総返済額は増えてしまいます。
    先ほどの借入例の場合で計算してみましょう。
    借入3,000万円---金利0.85%
  • 35の場合 → 総返済額34,693,680
  • 40の場合 → 総返済額35,398,560

※ここでは金利変動は考慮しておりません。

   結果は704,880円利息を多く払うことになります。

 低金利かつ長期のローンを利用して、家賃を払わず、マイホームを購入する。

子育て世代や子供の成長期にもよい環境を得られる選択だと思います。

オオサワ創研の「不動産相談会」「新築相談会・見学会」などでは
資金計画相談やローンシミュレーションを行っていますのでご利用ください。

 

最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。

それでは、次回をお楽しみに!!!

 

 

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