『マイホームのお金』第10回 ついに上昇し始めた!?ローン金利!!

新築不動産部 宅地建物取引士&住宅ローンアドバイザーの近藤です。

前回は 「40代でマイホームを購入する」でした(前回のブログはこちらから)

今回は「ついに上昇し始めた!?ローン金利!!」です

現在アメリカでは、住宅ローンの金利が11年ぶりの高水準

にまで上昇しているそうです。

日本でも、フラット35などの長期固定タイプの金利が上が

り始めています。

    今後の金利情勢はどうなるのか気になるところです。

    長期固定タイ

    注目点は消費者物価指数が今年の234月と上昇していることです。

    この物価上昇を受けて長期金利が上がってきています。

    2015年末から2021年末まで年0.1%以下だったのが、

    3月以降0.2%を超えるようになってきました。

    結果、長期金利の影響を受ける長期固定タイプのフラット35の金利も、

    6年ぶりの金利水準まで上昇しました。

    今後も物価上昇が続くと長期金利の上昇も予想されます。

    ただし、この物価上昇は景気拡大、需要増が原因ではなく、

    エネルギー価格や原材料価格の高騰が原因です。

    日本銀行としては、利上げによって景気を冷え込ませる

    ことはしたくないので、長期金利が0.25%を超えないよ

    うな金融政策を明確にしました。

    (0.25%を超えないように日銀が長期国債を買う)

    これによって当面、

    長期固定タイプの住宅ローン金利が

    急上昇することはなさそうです。

      30代で約半数、40代で73%が家を買う選択をしています。

      ローンの組める年数や定年を考えて、

      40代は「買うか、買わないか」の

      最終判断の時期と言えるかもしれません。

       

      変動金利タイプ

      変動金利はこれとは少し違う動きをしています。

      2006年以降、短期プライムレートがほぼ変動していないにもかかわらず、

      1%も住宅ローン変動金利が低下しました。

      その要因のひとつは、銀行間の競争によるものと言われています。

      また、多くの銀行がその変動金利の取引を求めるのは、

      他に安全性と収益性のバランスの取れた運用先がな

      いためとも言われています。

       以上から、

      変動金利も当面、金利の急上昇はなさそうです。

      逆にいえば国債などの利回りが上昇すれば、

      運用先が住宅ローンから国債へシフトされ、変動金利の金利が

      上昇するかもしれません。

      今後の金利情勢は消費者物価指数、総合値ではなく、

      生鮮食品とエネルギー価格を除いた数値で予想できそうです。

      ニュースなどでも時々出てきますので注意して見ておくと良さそうです。

       

      以上、今回は

      経済ニュースのような内容になってしまいましたが、

      建築コストが上昇している現在、

      マイホーム購入の救いは住宅ローンの低金利です。

      今後、

      景気拡大などによるさらなる物価上昇を前に、

      低金利の住宅ローンが組める今は

      『買い時のラストチャンス』

      と言えるかもしれません。

       

      オオサワ創研の「不動産相談会」「新築相談会・見学会」

      などでは資金計画相談やローンシミュレーションを行っていますのでご利用ください。

       最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。

      それでは、次回をお楽しみに!!!

       

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